MIT CADRのシミュレータ "usim" というものがあります。
CADRのハードウェアをシミュレートするものです。 |
・S式の入力は、[enter]は不要です。')'が、揃うとすぐに、S式が評価されます。
・エラーが発生すると、エラーレベルに入ります。
・エラーレベルから、トップレベルへ戻るには、"Abort"(ファンクション・キー4)キーを押下します。
・数の基数のデフォールトが、8進数です。 \(^^;/
例えば、
(+ 2 7) ⇒ 11 ; 表示が8進, 値は9(10進)
十進で表示するには、
(format t "~D” … )
なお、*print-base* , *read-base* は、CADRのLispにはありません。 \(^^;/
さすが、Zeta Lispだぜっ! (涙)
esc | Alt Mode | |
f1 | Terminal | |
f2 | System | |
f3 | Network | |
f4 | Abort | ←breakレベルから出るのに大事。 |
f5 | Clear Input | |
f6 | Help | ←ちょいちょい役立つ |
f7 | Page | |
f8 | ||
f9 | ||
f10 | ||
f11 | ||
f12 | ||
pgup | Break | |
pgdn | {appears to crash usim}usimがクラッシュするように見える | |
home | Call | |
end | End | |
backspace | rubout | |
backspace | Rub Out | |
Terminal-M | Toggle **MORE** processing. | |
Terminal-0-M | Disable **MORE** processing. |
起動時から動作し、地になっている、lispリスナは、編集機能がありません。
エディタ付き Lispリスナは、ウインドウを開く必要があります。
エディタ付き Lispリスナの、ウインドウを開くには…
1) マウスの右ボタンを押下。
すると、下図のように、ウインドウ作りのメニューが開きます。
メニュー中の、「Create」をマウス右ボタンで選択。
2) 「Create」選択した結果、下図のように、ウインドウ作りのメニューが開きます。
メニュー中の、「Lisp (Edit)」をマウス右ボタンで選択。
3) 「Lisp (Edit)」を選択した結果、下図のように、マウス・カーソルが"┏"になります。
ウインドウを作りたい場所の左肩の位置で、マウスの左ボタンをクリックします。
4) すると、マウス・カーソルが" ┛"になります。
作りたいウインドウの右下の位置で、マウスの左ボタンをクリックします。
5) すると、ウインドウが生成されます。
このウインドウでは、emacs と同様の編集機能が使えます。
このウインドウでは、emacs と同様の編集機能が使え、S式の評価もできます。
下図では、apという関数を、defunしています。
このウインドウでも、")"の釣り合いが取れた途端に、S式が評価されます。
このウインドウでは、
Ctrl-Shift-E を、入力すると、
カーソルの直前のS式を評価します。
結果は、エディタのステータス行に表示し、そして、キー入力待ちになります。なにかの一文字を入力すると、通常の編集モードになります。
Lisp関数を、トレース実行する機能があります。素敵ですね!
トレース機能を起動するには、そのウインドウを開きます。
1) マウスの右ボタンを押下。
メニューが開くので、
メニュー中の、Programs欄の「Trace」をマウス右ボタンで選択。
2)「Trace」を選択した結果、下図のように、
Traceウインドウが開きます。
3) Traceウインドウで、トレースしたい関数名を入力します。
ここでは、"ap"を入力しました。
4) トレースしたい関数名を入力すると、
下図のようなメニューが開きます。
5) ここでは、メニューから、「Step」を選んでみました。(マウス左ボタンをクリック)
6) すると、ウインドウの上部ペインの表示が stepになります。
7) その後、メニューの「Do It」を選択。(マウス左ボタンをクリック)
8) Lisp(Edit)に移って、apの実行を開始します。
1ステップ実行すると、停止します。
[space]キー押下で、1ステップ実行して、また停止します。
Lispマシンにも、ファイル・システムは存在し、ファイル・システム・メンテナンスの機能もあります。
ファイル・システム・メンテナンス機能を使うには、ちゃんとしたユーザとしてloginしなければなりません。
ファイル・システム・メンテナンス機能を起動するには、そのウインドウを開きます。
1) マウスの右ボタンを押下。
ウインドウ作りのメニューが開くので、
メニュー中の、「FS Maintenance」をマウス右ボタンで選択。
2)「FS Maintenance」を選択した結果、下図のように、
システム画面の上方にFS Maintenaceウインドウが開きます。
「FS Maintenance」を休止して、Lisp(Edit)や、地のLispリスナに切り替えたいときは、
"Terminal"キーを押下して後、離し、その直後に'S' を入力すると、タスクが順番に切り替わります。
"Terminal"キーは、usimのデフォールトでは、ファンクションキー1"F1"にバインドされています。